2014年7月1日火曜日

Making Of ANPANMAN Part1

前回書きましたANPANMANのメイキングです。
長くなりそうなので2回にわけようかと思います。



何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!

アンパンマンのマーチ












アンパンマンの歌詞を改めて見ると、ぐさぐさと心に突き刺さる言葉がありますね…

さて、まずはモデリングです。
アンパンマンを映画のアメコミ風にデフォルメして作っていきます。
まず、体と顔は以前作ったDIOをベースにしていきます。

 

一番重要な顔から作り始めます。
今回、どこまでリアルに作るかどこまでデフォルメするのかが非常に難しかったです。
検証の為、ダイナメッシュで大まかに作り顔のイメージを固めていきます。

まずはベースは人間で、少し鼻と頬を強調するような造形にしてみましたが、
中途半端になりそうだったので思い切って原画通りにデフォルメしました。



最後に口をにやりとさせました。
とても気持ち悪いですね!
大体形が決まったらZRmesherでリトポしてからProjectAllで形状を転写します。



















次にポージングと顔部分の細かい造形とポリペイントを行いました。
modoでもボーン仕込んでポージングしたりできますが、基本的にセットアップのスキルが
ほぼないのでモデルを直接変形させてポージングさせています。
アンパン部分にはごまをまぶしました。


最終的には静止画で終わる予定でしたので顔の質感を確かめるために
この時点でテストレンダを行いました。























テストレンダですが、ある程度何枚か出力してコンポジットしています。
これに関しては後で詳細書きます。

まあこんな感じでいいんじゃね、という感じで更にディティールや装飾品を作成していきます。
目は真っ黒にしました。ちょっと悪そうな感じでいい感じになったと思います。















マントのベースメッシュ、胸のマークなどはGoZでmodoに移行して作成しています。
僕はまだZBrushで全て作るほど慣れてはいないので、modoと併用して使っています。


















再びGoZでZBrushに戻りマントをひたすらスカルプトします。
風にたなびくイメージで躍動感を重視しています。

ちなみにしわ用のブラシですが、

SAKAKI Workshops

様のサイトで紹介されているブラシを使させて頂いています。
どれも非常に使いやすく、重宝しています。























最終的なポーズに変えていきます。
自分の頭部のアンパンを差し出すポーズにするためポーズの変更と
タイツスーツに若干の皺を加えていきます。


       



手袋とアンパンを作成します。
手袋はベースの形状をマスキングしてExtractで押し出しています。
ぴっちりした手袋なのでDeformationのInfateでもいいと思います。
アンパンは手のひらに乗るように形状を調整しています。

あんこのつぶつぶはStandard BrushでStrokeをSpray、Alphaを用意されている丸型のAlphaで
スカルプトするといい感じにボコボコしてつぶつぶ感が出ます。



















最後に頭部にちぎりとったアンパンの断面を作ります。
その周りにはパンが焦げたような跡も加えます。



モデルが完成しました。
今回は上半身のみです。

長くなりそうなので2回に分けようかと思います。
メイキングって作るの大変ですね。
途中データあんまり残してないので色々工程が飛んでるかも…

次回、ライティングからレンダリングまでを載せていきます。
Part2

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